矯正コラムblog

インビザラインの一日の装着時間

2025.06.20

こんにちは。
摂津本山駅近くの「医療法人 岡田歯科」院長の岡田です。
歯列矯正用の透明のマウスピース「インビザライン」は一日中装着しておくもの?というご質問をよくいただきます。
今回は装着時間についてお伝えします。

インビザラインの一日の装着時間

インビザラインの一日の装着時間

結論からいうとインビザラインの装着時間は、1日20~22時間、つまり食事や歯磨きの時を除いて、一日中装着しておく必要があります。
透明のマウスピースを装着することで、徐々に歯を移動させていくため、最低でも1日20時間は装着するようにお伝えしています。
但し、どうしてもマウスピースを装着できない日や、装着時間が短くなる日もあるでしょう。
1日だけなら大きな影響はありませんが、装着時間が短い日が続くことは避けていただき、短くなった日の翌日はマウスピースを22時間以上装着するなど、歯の移動が遅れないようにすることが大切です。

装着時間を守らないとどうなる?

装着時間を守らないと、以下のように治療に影響を与える場合があります。それぞれの理由と共にご説明します。

治療が計画どおりに進まない

インビザラインは1枚の移動量が最大0.25mmで、矯正終了まで数回交換します。
治療計画では1日20〜22時間装着することを想定しているため、装着時間を守らないと、計画通り進まなくなります。

後戻りする

歯を支える周りの骨が吸収と増殖を繰り返すことで歯は移動するため、治療中の歯は動きやすく不安定な状態です。外している時間が長くなると、歯が元の位置に戻って(後戻りして)しまい、治療計画の立て直しやマウスピースの再作成の必要が出てくる場合があります。

歯茎が下がる

装着時間を守っていないと、歯茎が下がる可能性があります。歯が計画どおりに移動せず、マウスピースが歯茎に触れて痛むこともあり、刺激を受けた歯茎は、治癒とともに下がることがあります。

装着時間を守れなかった時はまずご相談を!

装着時間を守れなかった時はまずご相談を!

1日であれば翌日の装着時間を伸ばすことで、影響は最小限に抑えられますが、複数日数に及んだ場合、「マウスピースの交換時期を変える(計画変更)」「他の治療法を検討する」といった対応になることが多いかと思いますが、まずは歯科医師に相談することが大事。
当院では電話でのご相談も受け付けておりますので、お気軽にお電話いただければと思います。

078-453-4601

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